カラータトゥーはまず何から決めればよいですか?
こんにちは、タトゥーアーティストのヨンジェです。
カラータトゥーを調べ始めると、悩みは三つに集まります。全体を色で埋めるのか、黒とグレーの上に一色だけワンポイントで入れるのか、濃い色と淡い色のどちらを選ぶのか、という三つです。先に答えを言うと、決める順番があります。まず色を入れる範囲(全体、一色のワンポイント、一色の系統)を決め、そのあとで色の濃さを、図案のサイズ、部位、線の太さに合わせて選びます。
以下の比較は、Instagram(yeonjae_tattoo)にある施術写真7枚と、図案の画像1枚をもとにまとめました。写真1は、黒とグレーで描いたヘビの間で、花だけに赤が入っている写真です。写真4は、黒い地の上に複数の色の花と蝶が並ぶ写真です。同じカラーの作品でも色の使い方がこれだけ違うので、範囲から決めるほうが話が早く進みます。
Instagramの原文キャプションがあるのは、写真2と写真8だけです。ほかの写真は原文がないため、見えている形と色だけを書き、なぜその色を選んだのかといった背景は推測していません。原文のない写真は、同じテーマのほかの作品として紹介します。
黒とグレーの上に一色だけ入れた作品はどう見えますか?
ワンポイントで一色だけ使うと、写真の中で色が入っている場所がひと目で分かります。写真に見える三つの場合を比べてみます。
一つ目は、花にだけ色を入れた場合です。写真1は、二の腕にヘビが花と葉の間を巻く図柄です。ヘビの体と葉は黒とグレーの点描の陰影で、花びらにだけ赤が入っています。花の中心に向かうほど赤が暗くなっているのも見えます。この写真は原文がないため、同じテーマのほかの作品としてだけ紹介します。黒とグレーの絵に一色を重ねるこの方法を、ワンポイントカラーと呼ぶことができます。
二つ目は、淡い色をワンポイントにした場合です。写真2は、前腕に黒とグレーのライオンの顔があり、その下にピンクのバラが三輪、縦に並んだ図柄です。たてがみと葉は黒とグレーの陰影で、バラにだけ淡いピンクが入っています。原文には、前腕の一か所に力強さと上品さをあわせ持たせた作品で、やわらかなピンクのタッチが大胆な部分にバランスを加える、と書かれています。
三つ目は、色が面として入った場合です。写真3は、二の腕に斜めに置かれた四角い枠の図柄です。枠の上側は赤い地に淡い円、下側はグレーの波模様で、縁取りは黒い線です。この写真も原文がないため、絵が何をかたどったものかは書かず、見えている形だけを書きました。
三枚に共通するのは、色が入る場所が限られていることです。そのため、この構成で先に決めるのは、色の名前よりも「どの部分に色を入れるか」です。


複数の色で全体を埋めた作品は何が違いますか?
色を何色も使う作品は、写真を見ると色ごとに受け持つ場所が決まっています。カラーの花タトゥーを考えているなら、このタイプの写真が参考になります。
写真4は、二の腕に黒い長方形の地を敷き、その上に小さな花と蝶を並べた図柄です。花は青、紫、ピンク系で中心は黄色みがあり、蝶は紫と黄色が混ざった色です。緑の茎と小さな白い点も見えます。地が暗いので、淡い花の色がいっそう際立って見えます。
写真5は、前腕に木の色の本体と金属の帯がある長い物が縦に立ち、その周りを緑のつると複数の花が巻く図柄です。上のほうに黄色い花と青い花、中ほどにオレンジ・ピンク・黄色の花と紫の花、下のほうに赤いチューリップのような形の花があります。色は多いのですが、緑のつるが花をつないでいるので、全体がひとまとまりに見えます。
この二枚はどちらも原文がありません。この絵を入れた理由や意味は分からないため書かず、同じテーマのほかの作品として紹介します。
全体を色で埋める構成では、決めることがもう一つ増えます。色が隣り合う場所が多くなるので、どこにどの色を置くかを図案の段階で分けておくことです。例えば花が六種類ある図案なら、花ごとに色の系統を分け、緑のつるで間をつなぐかどうかまで順番に相談します。


濃い色と淡い色は写真でどう違って見えますか?
写真を並べると、濃さの違いがよく分かります。以下は、写真に見える印象だけを書いたものです。
濃い側には、写真3の赤い地、写真1の赤い花、写真6の緑のリボンがあります。写真6は、前腕の中央に緑色のリボンの結び目がある図柄です。一つの緑の系統の中で暗い部分と明るい部分を分け、しわや折り返しを描いていて、輪郭線は目立ちません。原文はなく、写真にはリボンの上下にほかの絵も見えますが、どれがこの作品なのかは区別していません。濃い色の側は、色の面が先に目に入ります。
淡い側には、写真2のピンクのバラと写真7があります。写真7は、前腕に花びらの端が波のようにしわ状になったピンクの花が二輪、うつむく小さなつぼみが三つ、緑の葉がある図柄です。細い黒線で輪郭を描き、その中を淡いピンクで埋めています。この写真も原文がありません。淡い色の側は、線と陰影が先に見えて、色はその中でやわらかく支えている印象です。
そのため濃さを選ぶときは、面をはっきり見せたいのか、線と陰影の中に色をのせたいのかを先に考えてみてください。色が肌に定着する具合や持続の度合いは、肌の状態やケアによって異なるので、写真だけでは言い切らず、相談のときに確認します。腕や手首に梅の枝を入れる作品が気になる方は、梅の枝の腕・手首タトゥーのコラムも参考にできます。


構成のタイプを表で比べるとどうなりますか?
ここまでの写真をタイプ別にまとめると、次のようになります。色が入っている場所と写真に見える様子だけを書き、依頼の背景は書いていません。
| 構成タイプ | 写真 | 色が入る場所 | 写真に見える様子 | 考えたい点 |
|---|---|---|---|---|
| 黒とグレー + ワンポイント(花) | 写真1 | 花の部分 | ヘビと葉は黒とグレー、花だけ赤 | 主役にする部分を一つ選ぶ |
| 黒とグレー + ワンポイント(淡い色) | 写真2 | バラ三輪 | ライオンと葉は黒とグレー、バラは淡いピンク | 黒とグレーが多い図案にやわらかな色を加える |
| 黒とグレー + ワンポイント(面) | 写真3 | 四角い枠の上側の地 | 赤い地に淡い円、下はグレーの波 | 色が面になると、面と面の境目が大切 |
| 複数色で埋める | 写真4、5 | 花・蝶・つる全体 | 青・紫・ピンク・黄・オレンジ・緑 | 色ごとに置く場所を分けておく |
| 一色の系統 | 写真6 | リボン全体 | 緑の明るい段階と暗い段階 | 色数は少なく、濃淡の段階が役割を担う |
| 細い線 + 淡い色 | 写真7 | 花びらとつぼみの内側、葉 | 細い黒線の中に淡いピンクと緑 | 線と色の比率をあわせて相談する |
表で注目したいのは、黒とグレーが占める割合です。写真1・2・3は黒とグレーの部分が大きく、色は一か所にまとまっています。写真4・5は色が図案全体に広がっています。写真6は色数が少ない一方で、濃淡の段階が多く使われています。
では、色はどの順番で決めればよいですか?
写真を見たあとは、次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 範囲を決める:全体を埋めるのか、ワンポイントだけにするのか、一色の系統にするのかを決めます。
- ワンポイントなら場所を決める:図案の中で最初に目に入ってほしい一か所を選びます。写真1は花、写真2はバラ、写真3は上側の地です。
- 濃さを決める:面をはっきり見せたいなら濃い色を、線と陰影を前に出したいなら淡い色を思い浮かべてみてください。
- サイズと部位に合わせる:例えば手のひらほどの図案に六色を入れたい場合、一色あたりの面積が狭くなります。そのときは色数とサイズをあわせて相談します。
色を図案の段階で変えられる例もあります。写真8は施術写真ではなく、図案の画像です。原文には、ベタの流れるようなヒレと鮮やかな色にインスピレーションを受けたカラーの図案で、それぞれの色を好みに合わせて変えられる、と書かれています。画像には、青緑と青系のベタと、赤・ピンク・紫が混ざったベタが並んでいます。図案の画像なので、肌に入ったときの見え方は異なる場合があります。カラーの作品をもっと見たい方は、カラー作品のカテゴリをご覧ください。

相談の前に何を準備するとよいですか?
相談のときに次の内容があると、話が早く進みます。すべてそろっていなくても大丈夫です。
- [ ] 好みの色合いの参考写真を二、三枚(タトゥーの写真でなくてもかまいません)
- [ ] 色を入れたい範囲:全体、ワンポイント、一色の系統のうち近いもの
- [ ] ワンポイントに使ってみたい色の候補と、濃い側と淡い側のどちらに惹かれるか
- [ ] 入れたい部位とおおよそのサイズ
- [ ] その部位の近くにすでに絵がある場合は、その写真
- [ ] 希望する時期や日程
参考写真は、色合いが似ているだけでもかまいません。気に入っている点と気に入らない点をあわせて教えていただけると、図案に反映しやすくなります。
相談はどのように進みますか?
相談はLINEで受け付けています。参考写真と希望の部位、サイズを送っていただければ、図案の方向を一緒に話し合います。相談のあとに予約が確定し、料金と作業時間は図案・サイズ・部位によって異なるため、相談のときにご案内します。
- 相談:LINEで相談する(LINE ID:yeonjae_tattoo)
- 場所:ソウル市麻浦区オウルマダン路136-11 Gスタジオ2階(弘大入口駅8番出口の近く)
場所やエリアについては、弘大タトゥーのご案内ページをご覧ください。
作家のヨンジェはどんな人ですか?
ヨンジェは中国美術学院を卒業し、2026年時点で弘大8年目の女性タトゥーアーティストです。絵画(Fine Art)を専攻し、ファインライン、花・植物、カバーアップの作品を、カスタム図案で手がけています。
この記事はInstagram投稿の写真と原文キャプションをもとに書いており、原文にない理由は書いていません。
ご予約の前に
カラータトゥーは一色だけでも入れられますか?
はい。黒とグレーの図案に一色だけを重ねる構成もあります。写真1は花にだけ赤を入れ、写真2はバラにだけ淡いピンクを使っています。どの部分に色を入れるかは、図案を見ながら相談のときに決めます。
濃い色と淡い色はどう選べばよいですか?
写真では、濃い色は色の面が先に見え、淡い色は線と陰影が先に見えます。サイズや部位によって異なるため、相談のときに一緒に決めます。
色はどのくらい持続しますか?
色が持続する度合いは肌の状態やケアによって異なるため、写真だけでは言い切れません。相談のときに確認してください。
料金や作業時間はどうすれば分かりますか?
図案、サイズ、部位によって異なります。相談のときにご案内します。
図案の色は変えられますか?
写真8の図案の原文には、それぞれの色を好みに合わせて変えられると書かれています。ほかの図案にどう当てはめるかは、相談のときに確認します。
基本情報
- 所在地
- 136-11 Eoulmadang-ro, Mapo-gu, Seoul · Gスタジオ 2階
- 営業時間
- 月〜土 11:00〜23:00 · 日曜定休
- アーティスト
- ヨンジェ · 中国美術学院卒業 · 弘大で8年目(2026年時点)
- スタイル
- ファインライン · 花・植物 · カバーアップ
- 相談・予約
- LINE・Instagram DM・カカオトークでの相談後に確定
- 料金・施術時間
- 料金と施術時間は図案・サイズ・部位によって異なるため、相談時にご案内します。
中国美術学院出身、弘大で活動する8年目のタトゥーアーティスト · 2026年時点
中国美術学院は、1928年に杭州で創立された美術大学です。長い美術教育の歴史を持つ学校で学んだ感性が、ヨンジェの制作の土台になっています。 学校の紹介を見る · 公式サイト ↗
Yeonjae Tattoo · コラム
作品写真と公開された説明をもとに、写真で見える特徴と相談の準備をまとめたコラムです。制作者の紹介と経歴は上のアーティストリンクからご覧いただけます。
写真の出典: 元の作品と説明 ↗
